FX1000通貨でしっかり調査や修行、下積みを行なう
現実のビジネスの場合、自分が知っている分野に絞り、よく調査し、開業するための修行、あるいは下積みもしっかりやっておくのは一般的だ。寿司屋などの業界では、10年以上の歳月がかかるケースもある。対照的に、「個人FX商店」オーナーの多くは、業界主催の無料セミナーに参加しただけで、あるいは「誰でも月○○万儲かるFX」といった類の書籍を読んだだけで、店をオープンしてしまう。自分がビジネスとしてやっている自覚がないからだ。現実のビジネスでは、手もち資金をすべてある商品の仕入れに使い、その商品のヒットに運気を賭ける商店はあまりない。
対照的に、クリックだけで参入してきた「個人FX商店」のオーナーらは、目一杯の倍率をもって特定の取引に運試しに走りがちである。真剣にビジネスとして考えていないからだ。専業の方はビジネスそのもの、兼業の方はサブビジネスとしてFX取引を取り込む。このようなあり方は王道であるが、多くの方はビジネスをやっている自覚がないうえ、ビジネスの基本も知らずに参入してくる。言い変えれば、金融取引の知識や経験云々前の話だ。ビジネスを開始するには資本金が必要で、取引を開始するには元本が必要だ。資本金が多いほど信用力があるうえ、ビジネスを成功させる確率は高い。同じように、元本が多いほど取引を成功させる確率も高くなる。
個人投資家の多くは大量の投資金があるわけではない。だからこそFXの1000通貨、少額でまずは初めてみてはどうだろう。例えば100万円しか資金をFX口座に入れていない投資家がいきなり1カ月で100万円の利益を得るには大きなポジションを取り、リスクもとる必要がある。あまり欲張らずに1000通貨で取引を始める、エントリーを1000通貨単位に分けて地道にトレードをしたほうがいいだろう。